
インビザラインの患者さんの通院間隔はどのように決めれば良いでしょうか?

これはご自身のインビザライン矯正の経験値から、どのくらいのリスクを許容できるかという問題になります。症例数が50症例未満の先生であれば、アライナー毎に浮きはないか、アタッチメントやボタンは脱離していないか?など、常にモニタリングする必要があると思います。500症例を超えてくると、ある程度の起こりうる問題が事前に把握できるようになるので、そうなればご自由に間隔を決めてもらっていいと思います。また抜歯症例はリスクが大きいため、200症例を超えるまではできるだけ短い間隔で確認することをおすすめします。

アライナーの交換は何日おきが良いでしょうか?

これは全て症例に依ります。圧下や歯体移動の多い場合は間隔を長め、単なる傾斜が多い場合は間隔を縮めることができます。また高齢になるほど、長めに設定した方が良い場合が多いです。クリンチェックで難しい移動を含む症例では、移動速度を遅くする方法もあります。症例に応じて、交換間隔を変えるかクリンチェックで調整する方法をおすすめします。例えば、お子さんでよくアライナーを失くされる場合や細かく移動させたい時は、本来の1/2から1/3の移動スピードにして交換間隔を3日や5日にすることも可能です。また、加速装置を使った場合でも同様の方法で1~2日交換も可能になります。

チューイの噛み込みはどうすれば良いでしょうか?

ローアングルケースなどで咬合力が大きい症例では臼歯におけるチューイの噛み込みは圧下を招くので禁忌となります。ただし、遠心移動で根の移動が大きい場合は噛み込みが必要になる場合もあり、その場合は噛み込みによって圧下が生じるため、クリンチェックを工夫する必要が生じます。また、根の移動を最小限にする方法もあります。逆に開口のケースでは臼歯の圧下目的で奥歯をしっかり噛み込んでもらうこともあり、また、抜歯ケースでは症例に応じて犬歯の噛み込みと前歯の噛み込みを強化することによって、前歯の当たりを防ぐこともできます。具体的にどの部位を何分噛むかを指示してください。